夢の穴12階のねぼけまなこモニター

ここに記事を書くのは2年振りだそうです。お久しぶりです。

 

夢の穴12階には、ねぼけまなこモニターというお宝が埋まっています。しかし、大量の候補地点とカマドフマの存在によって短時間での発見は難しく、RTAなどでは厄介な存在です。そこで、捜索の際に役立つ(かもしれない)情報を置いておくことにします。

 

まず、大前提として、埋まりの場所がどのようにして決まるかを整理しておきます。埋まりの場所を決める時点で既に地形は完成しており、このフロアの場合、土の壁以外の配置についてもすべて既に決まっています。その状況で、

拠点からの距離(遠いほど高評価)
そこまでにいる敵(多いor強いほど高評価)
ポッドの有無(ないと高評価)
袋小路かどうか(袋小路だと高評価)

の4項目を数値化して最も高いスコアを得る候補地点(既に穴が配置されている袋小路は当然ながら候補地点からは外されます)にお宝が埋められます。平たく言うと、たどり着くのが最も困難な場所に埋められるということになります。ただし、1位が2か所以上ある場合はその中からランダムで決められます。

 

そのため実際にプレイするときも、候補地点ごとのスコアを調べて最大となる場所を探せばいいわけですが、この4項目のうち、2個目の敵については、どの敵がいるかによって得られるスコアが異なる上に、そうでなくても敵の数が多いためカウントが大変で、おまけに見えない敵(ここでは落石が該当)もいるため、瞬時に計算するのは全然現実的ではありません。また、1個目の距離についても、そこまでの行き方が2通り以上あるような地形だと、どのルートが最短かを考慮しなければならずこれも大変です。

 

そこで、すべての候補地点を比較するのは諦めて、比較対象を限定することを考えます。たとえば下の図のような、ポッドがなく入口が1個しかない広場の内部、またはその広場に(通路を介して)隣接する袋小路に話を限定すれば、見通しはかなり良くなります。なぜなら、この条件下では、敵の比較については基本的に同数なのでする必要がなく、距離の比較についてもあらかじめ決まった数値だけ覚えておけばよいからです。また、この条件下では袋小路が必ず広場のスコアより高くなるので、実際には袋小路だけを比較すればよいです。

 

この条件を満たすもののうち基本的なパターンを列挙すると次のようになります。袋小路に書いてある数字は入口からそこまでの距離(の\frac{1}{10})を表していて、これがそのまま相対的なスコアの値になります。つまり、この値が最も大きい袋小路にお宝が埋まっているということです。ただし既に穴が配置されている場合は穴がある場所以外で最大のところということになります。1番高い値を赤、2番目をピンクで強調しておきました。

 

通路やガス管の影響を考慮しないのであれば、ここまでの9個の画像における赤とピンクの位置を覚えればそれでよいのですが、通路とガス管の存在にも対応したい場合は、広場と袋小路の間にそれらが入るたびにその分だけ袋小路のスコアが増加することを考慮して比較する必要があります。具体的には上述した袋小路の値に次の値を、その個数だけ加算して比較しなければなりません。

通路はともかく、ガス管が袋小路の前にあることは日常茶飯事なので、先ほどの図で差が5以下だった袋小路の組には特に注意が必要です。

 

今回の話だけでは埋まりの場所を必ずしも特定できるわけではありませんが、存在しうる場所を確実に絞っていける方法だと思ったので紹介しました。1フロアのためにこれらの値を全部覚えるのは非効率だと思われるので、各自の判断で使えそうな部分だけチェックしておくのがよいかと思います。